
庭のしつらえ
朝の光が葉の先に宿り
木々の影が石の上をゆっくりと渡ってゆく
風が吹けば枝葉がささやき
雨が降れば 土と苔の香りが庭に満ちる
そこには 日々少しずつ表情を変える
小さな景色があります
春には芽吹きを待ち
夏には木陰に涼を求め
秋には落ち葉の色に足を止める
冬の澄んだ空気のなかでは
枝の姿や石の佇まいが
いつもより深く心に映ります
庭を眺めるひとときは
過ぎてゆく季節に気づき
自分の歩幅を取り戻す時間なのかもしれません
一つの石を据え
一本の枝を整えながら
その場所に流れる光と風を見つめる
人の手でしつらえた庭が
やがて雨に馴染み
木々の成長とともに
その家だけの風景になってゆく
縁側に腰を下ろしたとき
ふと窓の外に目を向けたとき
心が静かにほどけるように
暮らしのそばで季節を重ね
時とともに愛着が深まる庭を
丁寧につくっていきます
庭は 完成した日から その歩みを始めます
雨に洗われた石の肌
少しずつ広がる苔
年を重ねて伸びる枝
その小さな変化を見守り
折々に手を添えることも
庭づくりの続きです
大切にしたいのは
自然が育む姿と
そこに暮らす人の思い
訪れる季節に耳を澄ませながら
十年先にも
この庭を眺めていたいと思える景色を育てていきます
木漏れ日をたどり
季節と暮らす
石の小径に落ちる木漏れ日が
風に揺れて その姿を変えてゆく
足もとの苔はやわらかく光を受けとめ
木々の間を抜ける風が
季節の気配を運んできます
一歩 また一歩と庭を歩けば
葉のそよぐ音や雨上がりの土の香りに
ふと足を止めたくなります
窓越しに眺める庭と 小径をたどって出会う庭
同じ場所にも いくつもの景色があります
部屋の奥へ差し込む緑の影
軒先から聞こえる雨だれ
夕暮れに静まる石の色
庭と住まいの間を
光と風が行き交い
日々の暮らしに穏やかな余韻を残します
やがて苔が育ち
木々が枝を伸ばし
見慣れた景色のなかに新しい表情が生まれる
季節を迎え 時を重ねるほどに
暮らしに馴染んでゆく庭を
今日の美しさと
これから育つ風景を思い描きながら
丁寧にしつらえていきます
魁春園 代表 坂本 明広
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会社案内

灯りが彩る、和の庭のしつらえ
やわらかな灯りが木々や石の表情を引き立て、昼間とは趣の異なる庭へ。光と影が織りなす落ち着いた空間が、帰宅する人をあたたかく迎えます。四季の移ろいを身近に感じながら、夜の庭を愉しむしつらえです。




